東大和市|歯ぎしりで前歯が折れた…インプラントが難しいと言われた症例〜歯根吸収・歯根破折を伴った前歯ブリッジをセラミックで再治療したケース〜
- 15 時間前
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♦️目次
症例写真あり|サンドブラストと接着
こんにちは。東大和市TOMOE DENTAL CLINICアンナ先生です。
今回のブログは院長ブログ症例編です。
今回の症例は
✔歯ぎしりが強い
✔前歯が折れてしまった
✔入れ歯にはしたくない
✔インプラントは難しいと言われた
✔ブリッジをきれいにやり直したい
✔歯茎が下がるのを止めたい
というご相談でした。
東大和市でも多いのですが、
歯ぎしりやくいしばりが原因で前歯のブリッジが
壊れてしまうケースは少なくありません。
今回は
🤷歯根吸収
🤷歯根破折
🤷歯周病進行
が重なった難しい症例でしたが、
セラミックブリッジによる精密治療で
機能と見た目を回復したケースをご紹介します。
初診時のお悩み|歯ぎしりで前歯が折れていると言われた
患者さんは50代男性。
主訴は
「歯ぎしりが強くて前歯が折れてるかもしれないと言われた」
「入れ歯にはしたくない」
「他院ではインプラントは難しいと言われた」
さらに
「ブリッジを入れた時より歯茎が下がって見た目が悪くなった」
「これ以上歯周病が進むのが嫌」
「できるだけ長持ちする治療がしたい」
というご希望でした。
こういうケースは
❌見た目だけ治す
❌壊れた歯だけ治す
ではダメなんですよね。
原因から治さないとまた壊れます。
審美的な見た目だけでなく
長期的に安定する治療を希望されていました。

所見|歯根吸収と歯根破折を伴った前歯ブリッジ
実際に検査してみると
かなり複雑な状態でした
右上前歯に
👀歯根吸収
👀歯根破折
👀歯周病進行
👀歯肉退縮
👀不適合ブリッジ
👀不十分な根管治療
👀歯肉の炎症
が見つかりました。
現在装着されていたのは
保険のレジン前装冠ブリッジでした。
歯周病が進行したことで
歯茎が下がり被せ物の境目が見え
審美性が低下していました。
周囲にはバイオフィルムが多く
炎症も起きていました。
つまり
このまま被せ物だけ作っても
絶対に長持ちしない状態だったのです。
さらに問題だったのが
歯根吸収です。
❓歯根吸収とは
歯根吸収とは
歯の根が溶けてしまう病気です。
通常、歯は自然に溶けることはありませんが
強い力炎症外傷噛み合わせの問題
などが続くと
体が歯を異物と認識し歯の根が
吸収されてしまうことがあります。
今回の原因として考えられたのは
❌歯ぎしりくいしばり
❌被せ物の形態不良
❌噛み合わせ不調和
です。
歯根吸収で弱くなった歯に強い力がかかり続け
歯根破折が起きてしまったと考えています。
大切な前歯ですが当時の状態から
保存は不可能な状態と判断し、抜歯をすることになりました。
東大和市で精密治療を行うための診査診断
精密治療を成功させるには
まず診査診断です。
当院ではいきなり歯を削りません。笑
✔レントゲン
✔歯周ポケット検査
✔口腔内写真
✔咬合診査
✔唾液検査(SMT)
を行います。
SMT唾液検査では
・むし歯菌
・歯肉の炎症状態
・唾液の性質リスク
を分析できます。
患者さんごとに
予防方法は違います。
診断して説明して相談して
治療スタートです。
精密なセラミック治療を成功させるには
原因を知ることが必要です。
しっかりと現状を把握して、どんな治療が必要かを
アンナ先生自身が把握する必要があります。
アンナ先生がわかってなかったら
治療どころか患者さんに適切な
情報提供なんてできないですよね。
歯を削る前に情報収集をして患者さんと一緒に
治療方法について考える。
このステップも治療を成功させていくには
大変重要なステップです。
歯周病予防治療|Guided Biofilm Therapy(GBT)
治療前に必ず行うのが
Guided Biofilm Therapy
です。
EMS社が提唱する予防プログラムで
バイオフィルムを可視化しエアフローで除去します。
✔バイオフィルムを染め出し
✔エアフローで除去
✔ピエゾンで歯石除去
✔再評価
精密治療の前に
口の中をきれいにする
これが一番大事です。
当院ではここのステップを
かなり大事にしています。
むし歯や歯周病の原因は細菌です。
細菌が多い状態で
セラミックをいれても長持ちしません。
エアフローも用いたパウダークリーニングに関しては
のブログ記事を参考にしてみてくださいね。
ブリッジ除去・抜歯・仮歯作製
既存のブリッジを除去します。
被せ物を外すには
割線を入れて慎重に分割します。


ブリッジは連結されているので、抜歯に伴い
切断して分離し
歯根吸収+歯根破折の歯を抜歯しました。
抜歯して終わりではありません。
なぜなら前歯がない状態にはできないですよね。笑
即日その場で仮歯を作ります。
他の被せ物も全部撤去して
支台歯を整え仮歯を作り仮着します。
この日の処置は盛りだくさんで
患者さんも大変ですね(涙)
精密根管治療と土台修正
抜歯後は治癒を待ちます。
少なくとも抜歯後の治癒まで1ヶ月以上はかかります。
その間にそのほかの必要な治療
⭕️精密根管治療
⭕️土台修正
⭕️仮歯のかみ合わせ調整
を行います。
ここを丁寧にやることで
セラミックの寿命が変わるのです。
精密根管治療に関しては
にて詳しく解説しています!
プロビジョナルレストレーションで噛み合わせを作る
当院では仮歯を本気で作ります。
ここがアンナ先生のこだわりですね。
単なる仮歯ではなく
プロビジョナルレストレーション
と呼ばれるものです。(通称:プロビ)
ただの仮歯じゃないですよ。
✔歯肉の形を整える
✔噛み合わせを作る
✔清掃しやすくする
✔見た目確認
全部ここでチェックするんですよね。
さらに
✨写真
✨色
✨形
✨かみあわせ
を記録し歯科技工士さんと共有します。
この工程があると
セラミックの精度がぐっとあがります。


光学印象|口腔内スキャナーで精密型取り
歯肉の状態が完璧に整ったら型取りを行います。
当院ではほぼ光学印象です。

口腔内スキャナーで
3Dデータを取得します。
当院で使用しているのはデンツプライシロナのプライムスキャン。
従来の型取りより
精度が高く変形がなく嘔吐反射が少ない
精密セラミックには必須です。
マイクロスコープで最終調整
セラミックは
作って終わりじゃない。
最後は
歯科医師の調整です。
完成したセラミックは
マイクロスコープで調整します。


⭕️適合
⭕️咬合接触
⭕️マージン
すべて確認します。
歯ぎしりがある患者さんでは
咬合調整が非常に重要です。
時間をかけて一つずつ
確認していきます。
サンドブラストと接着
最後は接着。
ここも手を抜きません。(むしろ超重要)
セラミック装着前に
サンドブラスト処理を行います。
内面をザラザラにして接着力を高めます。
当院では
高接着レジンセメントを使用しています。
✔強い
✔隙間できない
✔長持ち
✔むし歯になりにくい
セメントでセラミックの寿命が変わります。
ほんとに。


症例まとめ|歯ぎしりが強い方ほど精密治療が必要
今回の症例は
✔歯ぎしり
✔歯根吸収
✔歯根破折
✔歯周病
✔審美障害
が重なった難症例でした。
しかし
⭕️診査診断
⭕️歯周治療
⭕️プロビ
⭕️光学印象
⭕️技工連携
⭕️精密調整
⭕️接着
を丁寧に行うことで
長期安定する治療が可能です。
そしてセラミックを装着した後は
定期的なかみあわせのチェックや
歯周病予防のためのメインテナンスが大切です。
アンナ先生は
削って終わりじゃなく
歯を守る治療を追求しています。
長くご自身の歯を大切に
守っていくための歯科治療を検討している方は
ぜひご相談ください。
東大和市TOMOE DENTAL CLINICで
アンナ先生が待っています!
本記事でご紹介している症例は、
患者様ご本人に十分な説明を行い、
ブログ・ホームページへの掲載について書面で
同意をいただいた上で掲載しております。
掲載にあたっては、個人が特定されないよう十分に配慮し
プライバシー保護を徹底しております。
当院では、治療内容を正しくお伝えすることで
患者様が安心して歯科治療を受けられるよう
実際の症例をもとに情報発信を行っています。
今後も患者様のご理解とご協力のもと
精密治療や予防歯科の重要性をお伝えしていきたいと考えております。
ご協力いただいた患者様に感謝しながら、
今後もリアルな治療内容を発信していきたいと思います。










