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GBTを流行で終わらせたくない。SDA Trainerとして、私が「正しく伝える」ことにこだわる理由|GBT Compass~世界共通の8ステップをSDAトレーナーから学ぶ~Part.2

8月30日
読了時間: 8分
SDAトレーナーのTOMOE DENTAL CLINICの院長 鈴木杏奈氏

<目次>


こんにちは!アンナ先生です。


前回のPart.1では、GBT Compassを中心に、GBTとは何なのか、そして世界共通の8つのステップについてお話ししました。


今回は、少しだけ私自身の話をさせてください。

なぜ私は、GBTについてここまで熱く語るのか。


なぜ「正しく伝える」ということに、ここまでこだわるのか。


今日は、その理由を書きたいと思います。


「GBTを正しく行い、正しく患者さんに伝えたい。」


そう考える歯科衛生士・歯科医師のみなさんはぜひ最後までご覧ください。


私は、もともと歯科衛生士でした。

私の人生において歯科業界のスタートは歯科衛生士学校(現東京科学大学)に入学したことでした。

そう、私は歯科衛生士になるために大学に入学したのです。


臨床実習を終えて、国家試験を受験し、合格し、歯科衛生士になった後で歯学部に入学したのです。


歯科衛生士として患者さんのお口を見てきた経験。

そして、歯科医師として診査・診断や治療に携わってきた経験。


その両方が、今の私の歯科医療に対する考え方につながっています。


そして私は今年2026年、スイスでSwiss Dental Academy(SDA)のトレーニングを受けました。


GBTを学び、実践し、そして現在はSDA Trainerとして、GBTを伝える立場になりました。


ここまで来て、私は以前よりも強く感じるようになりました。


「伝える」ということには、責任がある。


ということです。


GBTが日本で広がっていることは、本当に嬉しい。

最近、歯科医院のホームページやInstagramなどで、


「GBT」

「エアフロー」

「エアフロークリーニング」


という言葉を目にすることが増えました。

私は、それをとても嬉しく思っています。


歯が痛くなってから歯医者に行く。

悪くなったところを治す。


もちろん、それも歯科医療の大切な仕事です。


でも私は、ずっと思っていました。

「悪くなってから治す」だけではなく、悪くならないように歯を守りたい。


できることなら、

削る前に。

抜く前に。

痛くなる前に。

もっとできることがあるはずです。


だから、予防歯科という考え方が広がっていくことは、本当に嬉しいわけなのです。


だからこそ、GBTを「正しく」伝えたい。

ここからが、今回一番伝えたいことです。

私はGBTという言葉が広がること自体を否定しているわけではありません。

むしろ、もっと広がってほしい。


でも、

GBTという名前だけが広がってしまうことには、危機感があります。


なぜなら、

「GBT=エアフローを使ったクリーニング」


という理解になってしまうと、GBTの本質が失われてしまうからです。


GBTは、単にエアポリッシングをすることではありません。


GBT Compassに沿って、患者さんのお口を評価し、必要な処置を行い、結果を確認し、その日から実践できる未来の予防につなげていくプロトコルです。


だから、

AIRFLOW®を使っている=GBT

ではありません。


ここは、私はSDA Trainerとして、曖昧にしたくない重要なポイントです。


そして、もう一つ重要なこと。AIRFLOW®はEMSのブランド・製品システムです。

GBTについて発信するうえで、どうしてもお伝えしておきたいことがあります。

エアポリッシングという技術自体は、EMSだけのものではありません。


他社にも、エアポリッシングを行うデバイスやパウダーがあります。

それぞれのメーカーが、それぞれの技術を開発しています。


一方で、

AIRFLOW®はEMSのブランド・製品システムです。


そして、

GBTはEMSが提唱するGuided Biofilm Therapyというプロトコルです。


現在、EMSのGBTを実践するための中心となるのが、


AIRFLOW® Prophylaxis Master(AFPM)

そして、

AIRFLOW® MAXを搭載した最新のGBTマシーン

です。


AIRFLOW® Prophylaxis Master(AFPM)
AIRFLOW® Prophylaxis Master(AFPM)
GBT MACHINE
最新のGBTマシーン

つまり、

エアポリッシングができる機械を使っているからGBT

ということではありません。


また、

他社のエアポリッシング機器に似たパウダーを使用すればGBTになる

ということでもありません。


GBTにはGBT Compassがあり、そのプロトコルを実践するためのEMSのデバイス、インスツルメント、パウダー、そしてシステムがあります。


だからこそ私は、

「GBT」や「エアフロー」という言葉を使うのであれば、その意味まで正しく理解してほしい。

と思っています。


他社を否定したいわけではありません。

ここは誤解してほしくないのは

私は、他社の製品を否定したいわけではありません。


エアポリッシングという技術が広がり、患者さんがバイオフィルムコントロールの重要性を知ることは、予防歯科にとって素晴らしいことです。


だからこそ、

違うものは、違うものとして伝えたい。


ただ、それだけです。


患者さんにとっても、

「エアフローを受けました」

だけではなく、


何を使ったのか。

どんな処置をしたのか。

どんなプロトコルで行ったのか。

を知ることは大切だと思います。


「そんな細かいこと」と思われるかもしれません。


もしかしたら、

「患者さんには、そんな細かいこと分からないよ」

と思われるかもしれません。

でも私は、そこを曖昧にしたくありません。


なぜなら、


医療だからです。


医療では、言葉一つにも意味があります。

診断名にも。

薬にも。

治療法にも。

それぞれ意味があります。


だから、

分かりやすく伝えることと、正確に伝えることは、両立させなければならない。

私はそう考えています。

「エアフローだから歯がツルツルになりますよ」

だけではなく、

「あなたのお口は今こういう状態です。だから、この処置をします。」

と伝えたい。

それがアンナ先生の考える予防歯科です。


GBTに惹かれたのは、機械が好きだからではありません。

もちろん、EMSの技術は好きです。

スイスで学んだことも、私にとって大切な経験です。


でも、私がGBTに惹かれた理由は、

「歯がツルツルになるから」

だけではありません。


私が魅力を感じたのは、

患者さんのお口を診て、その人に必要なことを考える。

という考え方です。


バイオフィルムを見える化する。

患者さんと共有する。

必要な処置をする。

結果を確認する。

そして、次の予防につなげる。


「何を使うか」ではなく、「なぜそれをするのか」。

ここにGBTの大きな意味があると私は思っています。





そして私は、SDA Trainerになりました。

ここが、今の私にとって一番大きなことです。

GBTを学ぶ。

それは、自分自身のための学びです。


GBTを臨床で実践する。

それは、患者さんへの歯科医療提供という大きな役割を担っています。


でも、

GBTを教える立場になった瞬間、責任が変わります。


私が間違って伝えれば、その先にいる歯科医師や歯科衛生士にも伝わっていく。

そして、その先には患者さんがいます。


だから私は、

曖昧なことを、曖昧なまま伝えたくない。


GBTという言葉を使うなら、

「GBTとは何なのか」

「なぜこのプロトコルなのか」

「なぜこの患者さんにこの処置をするのか」

そこまで伝えたい。


「なんとなくGBT」を増やしたくない。

これは、少し強い言葉かもしれません。

でも、私は本気でそう思っています。


世間には

「なんとなくGBT」

「なんちゃってGBT」

「なんちゃってエアフロー」が残念ですが散見されています。


機械を導入したからGBT。

エアポリッシングをしたからGBT。

そんな単純なものではないと思っています。

GBT Compassには、8つのステップがあり、その一つひとつがつながっています。


だから私は、Compassを見失わないGBTを伝えたいと思っています。


私が守りたいのは、機械の名前ではありません。

私がSDA Trainerとして守りたいのは、

特定の機械の名前だけではありません。

GBTという考え方そのものです。


GBTが日本で広がることは嬉しい。

でも、GBTという言葉が広がれば広がるほど、


「GBTとは何なのか」

を正しく伝える責任も大きくなる。

だから私は、ここを妥協したくありません。


GBTを「流行」で終わらせたくない。

世界に目を向けるとGBTはものすごいスピードで多くの歯科医療従事者や患者さんに伝わっています。


私は、GBTが日本で広がってほしい。

もっと多くの患者さんに、

「予防って大切なんだ」

「自分の歯は自分で守れるんだ」

と知ってほしい。


でも、

GBTという言葉だけが流行することが目的ではありません。


私が目指しているのは、

GBTの本質が、日本の予防歯科に根付くこと。


歯科医師が理解する。

歯科衛生士が理解する。

歯科医院が理解する。


そして患者さんも、

「自分の歯を守るために、予防を選ぶ」

という考え方を知る。


それが私の目指すところです。


正しく学ぶ。

正しく実践する。

正しく伝える。


これが、SDA Trainerとして私が大切にしたい3つです。


正しく学ぶ。

私自身が学び続ける。

正しく実践する。

患者さん一人ひとりのお口を診て、必要な処置を行う。

正しく伝える。

患者さんにも、歯科医療従事者にも、GBTの本質を伝えていく。


この3つは、これからも変えません。


東大和市から、世界へ。

私は東大和市でTOMOE DENTAL CLINICという歯科医院をしています。

スイスから遠く離れた、東京・東大和市。


でも、

東大和市から世界基準の予防歯科を発信することはできる。

私は本気でそう思っています。

スイスで学んだことを、日本の患者さんへ。

世界共通のGBT Compassを、日々の臨床へ。


そして、

「自分の歯を守る」という選択肢を、もっと当たり前に。


GBTの本質を、正しく伝えたい。


それが、

SDA Trainerとしての私の責任です。

歯科衛生士として。

歯科医師として。

そして、一人の医療者として。


私はこれからも、学び続け、実践し続けて、そして挑戦していきます。


アンナ先生のTOMOE DENTAL CLINICで行うGBTは

世界に向けて発信してもなにも恥ずかしくない。


むしろ日本のSDA Trainerとして誇れるGBTを発信していきたいと思います。


齒と幸せに生きる。

それがSDA Trainer / GBT Clinician としてのアンナ先生の生き方です。









【決定宣材写真】.JPG

​鈴木 杏奈

​すずき あんな

​院長

自分の歯と、

一生生きていきたいあなたへ。
その場しのぎの治療ではなく、
10年後、20年後も

後悔しない選択を。
歯は、人生の質を決める

大切な一部です。

痛みを取るだけ、

悪いところを治すだけの治療では、
本当の意味で

歯を守ることはできません。
なぜそうなったのか、

何を変えるべきなのか。
原因に向き合わなければ、

同じことを繰り返してしまいます。

私たちは、

【齒と幸せに生きる】ことをゴールに、
削る・抜く前に

できることを最後まで考え、
あなた自身の歯を残す選択を

大切にしています。

「できることはすべてやりたい」
「もう後悔したくない」
そう思ったとき、

ここがあなたの選択肢で

ありたいと願っています。

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